原材料

犬にヤギミルクを与えるメリットは?効果や注意点を解説します

peche0825

犬に与えると良いとされているヤギミルクですが、どのような効果があるのでしょうか?
犬にヤギミルクを与えるメリットや効果を、注意点と共に解説します。

犬にヤギミルクを与えるメリット・効果は?

犬 ヤギミルク

ヤギミルクは、水やぬるま湯に溶かして与えたり、フードにトッピングしたり、手作りおやつに加えたり、様々な方法で取り入れることができます。
momonomiの犬用アイシングクッキーにも、オーガニックヤギミルクを使用しています。

犬用アイシングクッキー
犬用アイシングクッキー

犬にヤギミルクを与えるメリット・効果を解説します。

お腹にやさしい

ヤギミルクは、脂肪球が牛乳に比べて約6分の1の大きさです。
脂肪球が小さく表面積が大きくなることで、体内で素早く分解され、消化吸収に優れています。
牛乳と比較してお腹にやさしく、下痢や腹痛を引き起こしにくいのか特徴です。

栄養補給が期待できる

ヤギミルクには、必須アミノ酸やたんぱく質、カルシウムなど様々な成分が含まれています。
牛乳と比較しても特に栄養価が高い成分をご紹介します。

タウリン

ヤギミルクには、牛乳の約20倍のタウリンが含まれています。
犬は体内でタウリンを合成する能力が低いため、食事から補う必要があります。
ヤギミルクの成分は犬の母乳にも近いため、成長期のパピーやシニア犬にもおすすめです。

シスチン

ヤギミルクには、牛乳の50%以上のシスチンが含まれています。
タウリンの前駆物質であるシスチンは、愛犬の被毛や爪を構成するケラチンの材料になります。

カリウム

ヤギミルクには、牛乳の約1.5倍のカリウムが含まれています。
カリウムは、神経刺激の伝達、心臓機能や筋肉機能の調節するなどの働きをします。
また、過剰な塩分を排出してナトリウムとのバランスを保ち、血圧を安定させる効果があります。

カルシウム

ヤギミルクは、牛乳と比べてカルシウムも比較的多く含まれています。
カルシウムは骨や歯、発育を維持する効果があり、神経の情報伝達にも重要な役割を持ちます。

嗜好性が高い

ヤギミルクは嗜好性が高く、食べムラがあるワンちゃんやシニア犬におすすめです。
ただし、ヤギミルクは主食ではないので、あくまでおやつとして与えましょう。

犬にヤギミルクを与える際に注意することは?

犬 ヤギミルク

犬にヤギミルクを与える際は、いくつか注意すべき点もあります。
ヤギミルクを控えた方がいい場合もあるので、注意点を確認しておきましょう。

アレルギーの可能性は低いが100%ではない

犬にも牛乳アレルギーがあり、牛乳に多く含まれるαS1カゼインというたんぱく質がアレルギーを引き起こします。
ヤギミルクからはこのαS1カゼインはほとんど検出されず、アレルギーが起こりにくいと言われていますが、100%起きないわけではありません。
愛犬に初めてヤギミルクを与える際は、よく観察しながら少しずつ与えましょう。

薬を服用している場合は獣医師に相談

持病があったり、病院からお薬を処方されているワンちゃんは、ヤギミルクの摂取を避けた方がいい場合もあります。
ヤギミルクに含まれる成分が、お薬の効果を阻害してしまうこともあるからです。
通院中のワンちゃんにヤギミルクを与える際は、かかりつけの獣医師さんに相談しましょう。

腎臓が悪い犬には与えない

腎臓が悪いワンちゃんは、獣医師さんの診断で食事制限の指導があります。
制限対象となるリン、たんぱく質、ナトリウムはヤギミルクにも含まれるので、慢性腎臓病・急性腎臓病など、腎臓の悪いワンちゃんに与えるのは控えましょう。

カロリーオーバーに注意する

ヤギミルクがいくら栄養価が高いと言っても、与えすぎはよくありません。
カロリーオーバーは肥満の原因となり、過剰摂取は下痢や嘔吐を引き起こす可能性もあります。
ヤギミルクは愛犬の年齢や体重、運動量に見合った量を与えましょう。

愛犬の1日の摂取カロリーついては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね!

合わせて読みたい
犬が1日に食べてもいいおやつのカロリーは?何グラムか計算してみよう!
犬が1日に食べてもいいおやつのカロリーは?何グラムか計算してみよう!

ヤギミルクの脱脂粉乳・全脂粉乳タイプの違いは?

犬 ヤギミルク

犬用に販売されているヤギミルクには、脱脂粉乳タイプと全脂粉乳タイプがあります。
それぞれの違いを解説します。

脱脂粉乳タイプ

脱脂粉乳タイプのヤギミルクは、脂質を除去していることでカロリーが低くなるため、100kcalあたりに含まれるリンの値が全脂粉乳タイプと比ベて1.25倍になります。
健康に問題のない成犬であればリンについて気にする必要はないため、ダイエット中でカロリーが気になるワンちゃんにおすすめです。
シニア犬や内臓疾患のあるワンちゃんは、リンの値が高いと負担になってしまうので、脱脂粉乳タイプは向いていないと言えます。

全脂粉乳タイプ

全脂粉乳タイプのヤギミルクは、脂質が残っている分、たんぱく質の比率が下がります。
カルシウムの過剰摂取を防ぐといった観点から、尿路結石症の既往歴があるワンちゃんにおすすめです。
脱脂粉乳タイプと比較してカロリーが高い点は注意しなければなりませんが、水分補給やおやつとしてはもちろん、成長期のパピーや食欲のないシニア犬にも総合的におすすめできるのが全脂粉乳タイプです。

ヤギミルク入りのおやつは愛犬へのご褒美に!

犬 ヤギミルク

momonomiで販売している犬用クッキーのアイシングには、オランダ産のヤギミルクを使用しています。
使用しているのはiliosmile(イリオスマイル)のオーガニックヤギミルク

EU加盟国よりもはるかに厳しいオランダ当局の検査基準をクリアしている、ヒューマングレードのオーガニックヤギミルクです。

momonomiでは犬用カヌレやドーナツも販売していますが、ちょっと予算が…という方には、アイシングクッキーもおすすめです!
ヤギミルクは嗜好性が高いので、愛犬の誕生日や記念日、ご褒美にもぜひご利用ください

記事URLをコピーしました