犬が1日に食べてもいいおやつのカロリーは?何グラムか計算してみよう!
犬は1日におやつをどのくらい食べてもいいのでしょうか?
犬は基本的に与えたら与えたら分だけ食べてしまうので、飼い主がおやつの量を調整する必要があります。
愛犬が肥満にならないよう、1日何グラム食べても大丈夫なのか計算してみましょう。
犬が1日に必要なカロリーは?
まずは、愛犬が1日に必要なカロリー(DER)を計算してみましょう。
DER(Daily Energy Requirement)とは、年齢・体重・運動量など、愛犬の現在の状態において1日に必要なエネルギー要求量のことです。
このDERを求めるために、安静時のエネルギー要求量(RER)を計算する必要があります。
RER(Rest Energy Requirement)とは、正常な動物が常温環境で安静にしているときの1日に必要なエネルギー要求量のことです。
犬が1日に必要なエネルギー要求量の計算方法
RERは、電卓を使って以下の手順で算出することができます。
- 体重×体重×体重
- √(ルート)を2回押す
- ②の数に70をかける
我が家の愛犬モモは2.8kgなので、152という数字が出ました。
ライフステージにおける活動係数
RERが算出できたら、以下の表からライフステージにおける活動係数を確認します。
活動係数は年齢・体重・運動量などにより変動するので、愛犬の現在の活動係数をチェックしてくださいね。
ライフステージ | 活動係数 |
生後4ヶ月から9ヶ月の幼犬 | 2.5 |
生後10ヶ月から1才までの幼犬 | 2.0 |
避妊・去勢済みの成犬 | 1.6 |
避妊・去勢なしの成犬 | 1.8 |
肥満傾向の成犬 | 1.4 |
妊娠1〜4週目の成犬 | 2.0 |
妊娠5〜6週目の成犬 | 2.5 |
妊娠7〜8週目の成犬 | 3,0 |
授乳期の成犬 | 4.0〜8.0 |
避妊・去勢済みの7才以上のシニア犬 | 1.2 |
避妊・去勢なしの7才以上のシニア犬 | 1.4 |
我が家の愛犬モモは避妊済み・4才なので、活動係数は1.6です。
犬が1日に必要なカロリーの計算方法
愛犬のRERと活動係数が分かったら、以下の計算式から1日に必要なカロリー(DER)が算出できます。
【犬が1日に必要なカロリー(DER)】
安静時のエネルギー要求量(RER)×活動係数
モモの場合、152(RER)×1.6(活動係数)=243(DER)で、1日に必要なカロリーは243kcalということが分かりました。
犬が1日に必要なドッグフードの量は?
1日に必要なカロリーが分かったら、それに対応したドッグフードの量も計算してみましょう。
【犬が1日に必要なドッグフードの量】
1日に必要なカロリー(DER)÷ドッグフード100gあたりのカロリー×100
我が家の愛犬モモは、現在シュプレモ(体重管理用)を食べています。
パッケージを確認するとドッグフード100gあたり345kcalなので、243÷345×100で、1日に必要なドッグフードの量は70gということが分かります。
犬が1日に食べてもいいおやつの量は?
犬が1日に食べてもいいおやつの量は、1日に必要なカロリーの10%までと言われています。
おやつの量を10%にする場合、ドッグフードの量を90%に調整する必要があります。
以下の計算式から、1日に必要なカロリー量の10%を算出しましょう。
【犬が1日に食べてもいいおやつの量】
1日に必要なカロリー(DER)÷10
我が家の愛犬モモの場合、1日に必要なカロリーは243kcalなので、食べてもいいおやつのカロリーは243÷10で24kcalまで。
24kcalのおやつの量は、前述のドッグフードの量の計算方法と同じです。
100gあたり300kcalのおやつを与えるとしたら、24÷300×100で、24kcalに相当するおやつの量は8gということが分かります。
愛犬の体重や運動量に応じておやつの量を調整しよう
以上、犬が1日に食べてもいいおやつのカロリー量の計算方法でした!
いかがでしたでしょうか?
改めて計算してみると、犬が1日に食べてもいいおやつの量はとても少ないことが分かりましたね。
とは言え、今まで毎日もらっていたおやつが急にもらえなくなったら、ワンちゃんにとってはストレスになってしまいます。
計算通りきっちり与える必要はなく、今日は雨でお散歩に行けなかったからおやつはこれだけ、今日は記念日だから多めにおやつを…など、ドッグフードの量と合わせて臨機応変に調整し、愛犬と楽しいおやつライフを過ごしましょう
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